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鶴見事件
高橋さんの手紙
支援の会
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あとがき

拘置所からの高橋和利さんの手紙
―佐藤茂伸さん宛―
 このページでは支援の会の佐藤茂伸さん宛に高橋さんから送られてくる手紙を、 佐藤さんの助けと高橋さんご本人の了解を得て、随時ご紹介していきます。
 裁判の模様などを高橋さんご本人から伝えてもらうとともに、 拘置所にいる高橋さんの声が少しでも多くの方の耳に届けられたら、と思います。

「みなさんへの手紙」はWEBページをご覧のみなさまへの、拘置所からの高橋さんの手紙です。
2000年4月20日にいただきました。

また、それらの手紙に添えられていた高橋和利さんの描かれた絵も載せましたので、
ぜひあわせてご覧下さい。

絵のほうはクリックするとさらに高解像度で見れます。

 

佐藤茂伸さんは健康と環境にやさしい物を売る、お店を開いています。
興味のある方、佐藤さんがどんな方か知りたい方は佐藤茂伸さんのホームページへどうぞ

http://www.sukoyakahiroba.com

 

2002年10月31日の手紙
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2001年11月17日の手紙

2001年8月2日の手紙

2001年4月5日の手紙

2001年3月4日の手紙

 

これらはあくまでも佐藤さんへの手紙ですので、 個人的な内容も含まれたり、 また事情を知らない方にとっては説明不足な部分もあるかとは思いますが、 生の声という主旨に基づき、あえて、そのまま掲載しています。
補足説明は(注)として後に付けたしました。

 


高橋和利さんからのネット上の みなさんへの手紙

高橋さんからの手紙

 ホームページをご覧くださっている皆様初めまして。
 私、高橋和利と申しますが、ご支援下さいまして誠に有り難うございます。
鶴見事件を初めて知った方もたくさんいらっしゃると思いますが、 私は神奈川県警の杜撰な捜査と、暴力的な取調によって虚偽の自白を強要され、 強盗殺人の犯人に仕立て上げられ、その結果、一審の裁判で、検察の主張のみを鵜呑みにした 裁判官によって極刑を言い渡されました。不当な判決から五年。 逮捕から十二年近くの獄中生活を余儀無くされています。

 冤罪と言える根拠や事件のあらまし(真相)につきましては、 「支援の会」のホームページで紹介しておりますのでここでは省かせて頂きます。 また事件について、更に詳しい事をお知りになりたい方は、大河内弁護士の著書「無実でも死刑・真犯人はどこにー鶴見事件の真相」を読んでいただければ幸いでございます。

 平穏な社会生活を営んでおられる方の多くは、やってもいないのに何故、自白してしまうのか?!と疑問に思われると思いますが、凶行犯の取調は、交通事故や単なる盗みなどの取調とはわけが違います。それは凄まじいものです。殴る蹴るの暴行は当たり前で、白状しなければ女房や家族をしょっぴいて来て絞めるぞ!などと脅しをかけたり、お前がそうやって強情を張っていると検事や裁判官の心証を悪くするだけだぞ。仮に今認めても、本当にやってないのなら証拠がないのだから、必ず裁判で無罪になる。それは裁判所がちゃんと調べてくれるから大丈夫だ。調書にもうまく書いてやるから
心配するな。だからここは一応認めておけよ。その方が女房たちだって辛い思いをしなくて済むし、お前だってその方が楽だろう。などと言って虚偽の自白を強要します。
 私もこの手で騙され、仮に認めるだけなのだからという思いで署名したのが取り返しのつかない結果になってしまいました。裁判官は、警察が捏造した調書のみを信用して極刑を言い渡したのです。
 然し、取調は密室で行われますから、警察が組織ぐるみで証拠を隠ぺいしてしまえば、どのような取調が行われたのか、その実態は絶対に明るみにでません。冤罪を造り出すのはわけもない事なのです。神奈川県警や新潟県警など、各地警察の昨今の不祥事を見れば自明のことです。また、中立公正の根本理念を忘れ、検察に偏った判断を示す裁判官も多いので、どこまで裁判所を信頼できるのかという気持ちもあります。

 然し私には現在、十三人の弁護士さんが手弁当で支援弁護団を結成して下さっていますし、日本基督教団の中に事務局を置く『高橋和利さんを死刑から取り戻す会』を立ち上げていただき、多くの素敵な方達との出会いに恵まれました。
 判決は必ずくつがえると確信しています。ホームページをご覧になってくださっている皆さんの中から、一人でも多くの方が裁判を傍聴して下されば幸せに存じます。
 宜しくお願い致します。 
           

2000年4月20日
                                   

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